Apple ID(Appleアカウント)を変えたあと、メモアプリに書いていたIDとパスワードが全部消えた——という状態から、実際に「どこを探して、何が戻って、何が戻らなかったか」を1日かけて確かめました。この記事は、その手順をそのまま書いたものです。
ネット上には「iCloud.comにログインすればパスワードが見られます」という案内が流れていますが、2026年8月31日に実際に叩いたところ、そのページは存在しませんでした(HTTP 404)。この記事では、そういう「実際に押して確かめた結果」だけを書きます。
- 先に結論:探す場所は5つ、優先順位はこの順
- 手順1:iCloud.comは、パスワードの置き場所ではない
- 手順2:Macの「パスワード」アプリを開く(メモとは別物)
- 手順3:ダウンロードフォルダを探す(二段階認証の控えはここにある)
- 手順4:Macのキーチェーンは、期待するほど入っていない
- 手順5:結局、ほとんどは「パスワードを忘れた」で戻せる
- 手順6:二段階認証を「入り口3つ」にしておく
- 手順7:サービスによって「控え」の形が違う
- 手順8:ついでに「使い回し」を潰す
- おまけ:名前が似ているだけの別サイトに登録していないか
- まとめ:この順番でやれば、迷わずに進みます
- 補足:探す前に「何を探すか」を決めておくと早い
- 補足:優先順位のつけ方(止まると何が起きるかで並べる)
- 補足:やってはいけないこと3つ
- 補足:一覧の作り方(3列でいい)
- よくある質問
先に結論:探す場所は5つ、優先順位はこの順
結論から書きます。Apple IDを変えてメモが消えたとき、探す場所と順番はこうです。
- 古いApple IDでログインしたままの端末(あれば最短・危険ゼロ)
- Macの「パスワード」アプリ(メモとは別の場所に保存されている分)
- ダウンロードフォルダ(二段階認証の控えコードは、たいていここに落ちている)
- Macのキーチェーン(期待するほど入っていないことが多い・後述)
- 各サービスの「パスワードをお忘れですか」(最後の手段だが、実はこれが本命)
そして、いちばん大事なことを先に書きます。パスワードそのものより、「どのサービスに登録があるか」の一覧のほうが重要です。パスワードはほとんど再設定できますが、「そもそも登録していたことを忘れている」サービスは、思い出すきっかけがないと永久に見つかりません。
手順1:iCloud.comは、パスワードの置き場所ではない
最初に、いちばん多い誤解を潰しておきます。
「前のApple IDでiCloud.comにログインすれば、保存したパスワードの一覧が見られる」——これはできません。実際にURLを叩いて確かめました。
iCloudのウェブ版には、カレンダー・写真・メモ・ドライブなどはありますが、パスワードの画面はありません。iCloudキーチェーンに保存されたパスワードは、ウェブ(iCloud.com)からは見られません。見るには端末側のアプリが要ります(iPhone・iPad・Mac のほか、Windowsでも専用アプリとブラウザ拡張を入れれば見られます)。
これは不便に見えますが、理由は分かります。ウェブから見られるということは、IDとパスワードさえ突破されれば「全部のパスワード」が一度に抜かれるということです。Appleはそこを閉じています。
結論:ウェブからは取れません。端末が要ります。ここを最初に理解しておかないと、何時間もiCloud.comの中を探し回ることになります(実際、その案内を信じかけました)。
手順2:Macの「パスワード」アプリを開く(メモとは別物)
次に見るのはここです。macOSには「パスワード」という専用アプリがあります。メモアプリとは完全に別で、メモが消えていても、こちらは残っていることがあります。
開き方
⌘(コマンド)+ スペース → 「ぱすわーど」と打つ → Enter
⚠️この専用アプリがあるのは、比較的新しいmacOS(15 Sequoia以降)です。見つからない場合は、システム設定 →「パスワード」から同じものが開けます。やることは同じです。
Touch IDかMacのログインパスワードを聞かれます。これが正常です。「開くのに鍵が要る」ことが、ファイルにメモしておくより安全な理由です。
開いたら、まず件数を見る
左側に「すべて」「パスキー」「コード」「Wi-Fi」「セキュリティ」「削除済み」という区分が並び、それぞれに数字が出ています。
ここで大事な見分け方があります。「Wi-Fi」の数が多いのに「すべて」の数が少ない場合、パスワードは前のApple ID側に残っています。
実際に確かめた例では、Wi-Fiが40件あるのに、パスワードは2件しかありませんでした。Wi-Fiのパスワードはその端末自身が覚えている分なので、Apple IDを変えても消えません。一方、ウェブサイトのパスワードはiCloudキーチェーン(=Apple IDに紐づく)なので、アカウントを変えると見えなくなります。
この2つの数字の差が、「前のアカウントに残っている」という証拠になります。
手順3:ダウンロードフォルダを探す(二段階認証の控えはここにある)
ここが、今回いちばん収穫のあった場所でした。
二段階認証(2ファクタ認証)を設定したとき、多くのサービスは「バックアップコード」「リカバリコード」というファイルをダウンロードさせます。そのファイルは、たいていダウンロードフォルダに置いたまま忘れられています。
探し方(Finderで検索)
Finderを開いて、⌘Fで検索。検索窓に次の言葉を1つずつ入れて、検索範囲を「このMac」にします。
backup code recovery code 2fa バックアップ
実際に探したところ、4つ見つかりました。ファイル名の例はこうです。
Backup-codes-(アカウント名).txt ← Googleが配る形式 github-recovery-codes.txt ← GitHub (サービス名)_backup_code.txt ← 他のサービス
Googleのバックアップコードは「Backup-codes-〈アカウント名〉.txt」という名前で配られます。この名前を覚えておくと、探すときに一発で見つかります。
見つけたら、すぐには消さない
ここで重要な注意です。見つけたファイルはダウンロードフォルダに置きっぱなしにしないほうがいいのですが、移す前に消してはいけません。
やる順番はこうです。
- 「パスワード」アプリに新しい項目を1つ作る(タイトル例:「二段階の控え」)
- その項目の「メモ」欄に、ファイルの中身を貼り付ける
- 貼り付けたあと、開き直して目で確かめる
- 確かめてから、元のファイルを消す
3番を飛ばすと危険です。貼り付けの事故で末尾の数行だけ落ちることがあり、それに気づくのは「締め出されたとき」になります。そしてMacにはゴミ箱を経由せずに消える操作もあるので、「ゴミ箱から戻せる」と思い込まないでください。
手順4:Macのキーチェーンは、期待するほど入っていない
「Macのキーチェーンに残っているのでは」と考えるのは自然ですが、実際に数えると期待外れでした。
ターミナルで中身の種類を数えると、こうなりました。
ログイン用のキーチェーン … 全部で84行 うち アプリの内部用の鍵 … 40件 うち ウェブサイトのログイン … わずか1件
中身を見ると、ほとんどが「Chrome Safe Storage」「Chromium Safe Storage」「Safari Forms AutoFill Encryption Key」といった、アプリが自分の設定を暗号化するために使っている内部の鍵でした。人間が入力したウェブサイトのパスワードは1件だけです。
つまり、この環境では ローカルのキーチェーンは「パスワードの保管庫」になっていませんでした。iCloudキーチェーンを使っている場合、ウェブサイトのパスワードはそちら(=Apple IDに紐づく側)に入るので、ローカルを探しても出てきません。
⚠️ただし これは環境によります。iCloudキーチェーンを使わず、Safariに保存していた場合は ローカル側に入っていることがあります。1件も無いと決めつけず、一度は開いて数えてみてください。「キーチェーンアクセス」というアプリで見られます。
この確認に時間を使うより、次の手順5に進んだほうが早いです。
手順5:結局、ほとんどは「パスワードを忘れた」で戻せる
ここが本当の結論です。
登録しているサービスの大半は、「パスワードをお忘れですか」で再設定できます。必要なのは、登録に使ったメールアドレスが受け取れること、それだけです。
だから、失って本当に困るのは次の2つだけです。
- メールアカウント自体(ここが開けないと、他の全部が再設定できない)
- 二段階認証の控えコード(アプリも端末も失うと、正規の手順では戻れなくなる)
逆に言えば、この2つさえ守れていれば、他のパスワードは全部忘れても実害はほぼありません。今回もその形で収束しました。
手順6:二段階認証を「入り口3つ」にしておく
今回いちばん危なかったのは、パスワードではなく二段階認証の控えが残り1個だったことでした。
使っているレンタルサーバーの管理画面を開いたら、こう表示されていました。
バックアップコード 利用可能なコード: 1 個 「残りわずかです。新しいコードを生成してください。」
控えコードは1回使うと消えます。残り1個ということは、あと1回しか使えないということです。そしてこの状態は、普段ログインできているうちは何の警告も出ません。
ここで知っておくべき大事なこと
控えコードは、ログインできている間なら いつでも作り直せます。締め出されてからでは作れません。
そのサーバー会社の公式マニュアルには、はっきりこう書いてありました。
要点はこうでした。再発行すると、それまでのコードは無効になり、新しいコードに丸ごと入れ替わる。
つまり失うのは「古いコード」だけです。手元に控えが無い状態なら、再発行して失うものは何もありません。むしろ残り1個が、10個前後に増えます。
⚠️逆に、控えが手元にある場合は注意してください。再発行すると、いま持っている紙やメモのコードは その瞬間に使えなくなります。再発行するなら、新しいコードを保存し直すところまでを1セットにしてください。
入り口を3つにする
同じ画面で、SMS認証(電話番号)も追加しました。これで入り口が3つになります。
- 認証アプリ(普段使う6桁の数字)
- SMS認証(アプリが使えなくても、電話番号にコードが届く)
- 控えコード10本(携帯ごと失っても入れる)
この3つを同時に失うことは、まず起きません。1つだけに頼っている状態が、いちばん危ないのです。
認証アプリ側の落とし穴
もう1つ、見落としやすい点があります。認証アプリそのものが、その端末にしかない場合があります。
Google Authenticatorを開いて、右上のアイコンを見てください。
- Googleアカウントが表示されている → 同期オン。機種変更しても復元できます
- 「ログイン」と出る/何も出ない → その端末にしかありません
後者の場合、携帯を落とした瞬間に、登録している全サービスから同時に締め出されます。ログインしておくだけで防げるので、いま確かめる価値があります。
手順7:サービスによって「控え」の形が違う
ここも実際に見て初めて分かったことです。すべてのサービスがバックアップコードを配るわけではありません。
ある大手通販サイトの2段階認証の設定画面を開いたところ、こうなっていました。
第一手段 … 認証アプリ(1個 登録済み) バックアップ手段 … 電話番号(テキストメッセージ)
「バックアップコードを生成」という項目が、どこにもありません。この会社のやり方は「予備の電話番号が控えの代わり」でした。
これは重要な学びでした。ファイルを探しても見つからなかったので「控えが無い=危険」と判断しかけたのですが、実際は「そういう作りだった」だけで、すでに備えはできていたのです。
ファイルが無い=備えが無い、ではありません。画面を開いて確かめるまで、決めつけないでください。
手順8:ついでに「使い回し」を潰す
「パスワード」アプリには「セキュリティ」という区分があり、問題のある項目に赤いマークが付きます。
今回そこを見たところ、ある登録に「使い回しのパスワード」という警告が出ていました。
このパスワードはこれまでに保存したことのある別のパスワードと同じで、変更する必要があります。
これは軽く見られがちですが、実害の起き方がいちばん分かりやすい問題です。1つのサイトが破られると、同じパスワードを使っている全部が同時に開きます。
探す作業のついでで構わないので、赤いマークが付いている分だけは変えておくと、この機会が丸ごと「安全になった日」に変わります。
おまけ:名前が似ているだけの別サイトに登録していないか
最後に、今回いちばん意外だった発見です。
パスワードの一覧に、あるサービス名の登録がありました。ところが登録先のドメインを実際に開いてみると、まったく別の会社でした。名前が同じで、業種も国も違う会社です。
さらに、登録に使ったメールアドレスが1文字打ち間違っていました。つまりその登録は、本人に紐づいていない状態です。パスワード再設定のメールも届きません。
こういう「行き違いの登録」は、パスワードの一覧を眺めて初めて気づきます。整理する日に、登録先のドメインが本当に意図した会社かも、ついでに見ておくと安心です。
見分け方はシンプルです。
- そのサービスの公式サイトのURLを、自分で検索して確かめる
- 保存されているURLと、見比べる
- 違っていたら、そこには本物の情報を入れない
まとめ:この順番でやれば、迷わずに進みます
最後に、今日やったことを順番だけ並べます。
- iCloud.comは諦める(パスワードの画面は存在しない・実測でHTTP 404)
- Macの「パスワード」アプリを開き、件数を見る(Wi-Fiだけ多ければ、前のアカウント側に残っている)
- ダウンロードフォルダで「backup code」「recovery」を検索し、二段階の控えを回収する
- 回収した控えを「パスワード」アプリのメモ欄へ写して、目で確かめてから元を消す
- 二段階認証を、サービスごとに開いて確かめる(控えの残数・SMSの有無)
- 控えが少なければログインできている今のうちに再発行する
- 認証アプリの同期がオンか確かめる
- 残りは「パスワードをお忘れですか」で作り直す
そして、この作業でいちばん価値があったのは、「どのサービスに登録があるか」の一覧を作ったことでした。パスワードは戻せますが、登録していたこと自体を忘れているサービスは、一覧が無いと永久に見つかりません。
表計算ソフトで構いません。サービス名/登録メール/入口のURLの3列だけでも作っておくと、次に同じことが起きたとき、探す時間が何時間も変わります。
そして、その一覧にパスワードは書かないでください。一覧は「何を思い出せばいいかの地図」、パスワードは「鍵のかかる場所」。この2つを分けて持つのが、いちばん現実的な形です。
補足:探す前に「何を探すか」を決めておくと早い
今回、実際にやってみて分かったのは、探す時間の大半は「何を探せばいいか分からない時間」だったということです。
ファイル名で探すにも、そもそも「二段階認証の控えをダウンロードした記憶」がなければ、検索する言葉が思いつきません。実際、最初は「メモアプリの中身」ばかり探していて、ダウンロードフォルダに控えが4つ落ちていることに気づくまで、だいぶ回り道をしました。
そこで、探し始める前にこの3つを紙に書き出すと、迷いが減ります。
- いま使えなくなって困るサービスは何か(サーバー・メール・決済など、止まると仕事が止まるもの)
- そのサービスに二段階認証をかけているか(かけているなら、控えの有無が最重要)
- 登録に使ったメールアドレスは受け取れるか(ここが生きていれば、大半は再設定できる)
この3つが埋まれば、優先順位が自動的に決まります。「全部を戻す」ではなく「止まると困るものから戻す」と考えると、作業が半分以下になります。
補足:優先順位のつけ方(止まると何が起きるかで並べる)
今回、実際に優先順位をつけるときに使った基準を書いておきます。
最優先:止まると仕事が止まるもの
レンタルサーバー、ドメイン管理、メール。ここから締め出されると、サイトが触れなくなります。しかも困るのは「今すぐ直したい障害が起きたとき」に限って締め出されている、という形です。
実際、今回いちばん先に手をつけたのはレンタルサーバーでした。理由は単純で、そこにサイトが乗っているからです。控えが残り1個だったので、10本に増やして、さらにSMS認証も足しました。所要3分です。
次:お金が動くもの
決済サービス、銀行、通販。ここは被害が金額として出るので優先度が高いのですが、多くの場合すでに電話番号やアプリが登録されていて、思ったより備えができています。開いて確かめるだけで済むことが多いです。
後回しでいいもの
止まっても業務に影響しないサービス。今回、二段階認証がかかっているのにそのサービス自体に覚えがないものが1つ出てきました。この場合は触らないのが正解です。
覚えのないアカウントを慌てて操作すると、かえって状況が分からなくなります。「思い出してから触る」で十分間に合います。
補足:やってはいけないこと3つ
1. 「たぶん大丈夫」で先に消す
今回の作業でいちばん危なかったのがここです。控えのファイルを「パスワード」アプリに写したあと、確かめる前に消してしまうと、貼り付けが途中で失敗していても気づけません。
そして気づくのは「締め出されたとき」です。そのときにはもう、ファイルもコードも手元にありません。
順番は必ず「写す → 目で見る → 消す」。この順を崩さないでください。
2. 覚えのない画面で、本物の情報を入れる
整理していると、見覚えのないサービスの登録が出てきます。そこで「たしか登録したかも」と思ってログインを試したくなりますが、本物のパスワードを入れる前に、そのドメインが本当に意図した会社か確かめてください。
名前が同じで別の会社、というのは実際にあります。今回まさにそれが1件ありました。
3. 「◯◯に登録してください」と言われて、そのまま登録する
これは整理の話から少しずれますが、同じ日に気づいたことなので書いておきます。
サービスによっては、そもそもアカウント登録という仕組みが存在しないものがあります。にもかかわらず「登録画面」が見つかったときは、それは公式ではない可能性が高いです。
公式のURLを自分で確かめる、というひと手間だけで防げます。URLは、検索結果ではなく公式の告知から辿るのが確実です。
補足:一覧の作り方(3列でいい)
最後に、今回いちばん役に立った「一覧」の作り方を書いておきます。凝る必要はありません。3列で十分です。
サービス名 | 登録メール | 入口のURL
これに、余裕があれば1列足します。
二段階認証の有無(あり/なし・控えの有無)
ここまであると、次に何かあったときに「どこから手をつけるか」が一目で決まります。
作るときのコツ
一覧を作ろうとすると「全部思い出さなきゃ」と身構えてしまいますが、そうすると始められません。思い出せる分だけ、まず書くで構いません。
思い出すきっかけとして使えるのは、この3つです。
- 「パスワード」アプリの中身(保存されている分は確実に登録がある)
- メールの受信箱を「登録」「ようこそ」「confirm」で検索(登録完了メールが出てくる)
- ダウンロードフォルダ(請求書PDFなどから、契約しているサービスが分かる)
とくに2番目は効きます。登録完了メールは消していないことが多く、「そういえばこれも登録していた」が芋づる式に出てきます。
一覧にパスワードを書かない理由
何度でも書きますが、この一覧にパスワードは書かないでください。
理由は簡単で、一覧は「見返すもの」だからです。見返すということは、画面に出すということで、人に見られる機会が増えるということです。
一覧は「地図」、パスワードは「鍵」。地図は持ち歩いてよく、鍵は金庫に置く。この分け方が、いちばん破綻しません。
よくある質問
Q. 前のApple IDに戻せば、パスワードは見られますか?
A. 見られます。ただし端末でサインインし直す必要があります(ウェブからは不可)。使っていない古いiPhoneやiPadが前のIDのまま残っていれば、そこで「設定 →パスワード」を開くだけで済み、切り替えの手間もリスクもありません。まずそれを探すのが最短です。
Q. 仕事で使っているMacで切り替えてもいいですか?
A. おすすめしません。切り替えの間、メール・写真・書類が一時的に見えなくなることがあります。切り替えるなら、影響の少ない端末で行うほうが安全です。
🔴 Q. アカウントを切り替えるとき、いちばん注意することは?
A. サインアウトのときに「この端末にコピーを残しますか」と聞かれたら、必ず「残す」を選んでください。
ここで「残さない」を選ぶと、メモ・連絡先・カレンダーなど、その端末に入っていた分が消えます。
この記事の発端になった「メモが全部消えた」も、まさにこの形です。同じ事故を、探しに行った先で もう一度起こさないでください。
切り替える前に、心配なものは先に書き出しておくと確実です。
Q. 二段階認証の控えコードは、どこに保管するのが正解ですか?
A. 「パスワード」アプリのメモ欄が現実的です。開くのに指紋やパスワードが要るので、ファイルのまま置いておくより安全で、画面共有やファイル受け渡しのときに紛れて見えてしまう事故も防げます。いちばん危ないのは「ダウンロードフォルダに置きっぱなし」です。
⚠️ただし1か所だけにするのは避けてください。「パスワード」アプリはApple IDに紐づくので、またアカウントを変えたときに今回と同じ形で見えなくなります。
紙に書いて金庫や引き出しへ、をもう1つ持っておくのが確実です。アナログですが、アカウントの切り替えでも端末の故障でも失われません。
Q. 控えコードを再発行すると、認証アプリの設定もやり直しですか?
A. いいえ。控えコードと認証アプリは別物です。控えを再発行しても、認証アプリの登録はそのまま使えます。
理由は仕組みにあります。認証アプリが出す6桁の数字は、登録したときに交換した「元になる鍵」から計算されているだけで、控えコードとは別の系統だからです。控えを何度作り直しても、その鍵には触りません。
各社のマニュアルにも、その旨が書かれていることが多いので、不安なら実行前に自分の使っているサービスの説明を一度読んでみてください。
Q. どこから手をつければいいですか?
A. メールアカウントの二段階認証からです。メールが開けないと、他のサービスの再設定が全部できなくなります。ここが全部の土台です。
✍️ この記事を書いた人
チケットナビ編集部
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