ファクタリング「最短2時間」に間に合わせる準備手順|エーストラストの工程を分解して検算した

金融・投資
※ 本記事には広告(PR)が含まれます。掲載商品・サービスは記事執筆時点の情報に基づきます。最新情報は公式サイトでご確認ください。

ファクタリング会社のサイトには「最短2時間」「最短即日」と書いてあります。けれど実際に申し込むと、その日のうちに入金されないことがあります。理由のほとんどは審査ではなく、書類です。

この記事では、法人向けファクタリングの「エーストラスト(株式会社エーストラスト)」を題材に、「最短2時間」に間に合わせるための準備手順をまとめます。エーストラストは工程ごとの所要時間を公式サイトで公開しているので、その数字を足して検算し、どこで詰まるのかを1つずつ潰していきます。

※本記事の情報は2026年9月7日に公式サイトで確認した内容です。条件は変わることがあるため、申し込み前に必ず最新の表示をご確認ください。

結論:2時間の内訳は公開されている。足すと115分になる

まず、公式サイトの「ご利用の流れ」に書かれている各工程の所要時間を、そのまま表にします。

工程 内容 所要時間
STEP.01 お問い合わせ(電話またはメールフォーム)
STEP.02 仮審査(ヒアリング/プランと希望額の確認) 最短20分
STEP.03 本審査〜審査結果報告(書類を送付) 最短1時間
STEP.04 ご契約(契約書類を用意) 最短20分
STEP.05 ご送金(指定口座へ振込) 最短15分
合計 115分=1時間55分
エーストラスト公式サイト「ご利用の流れ」(2026年9月7日確認)の記載を合計。

20分+60分+20分+15分=115分。「最短2時間」という表示と、公開されている工程の合計はちゃんと合っています。数字が合わない会社もあるなかで、これは確認しておいてよい点です。

そして公式サイトは、この表のすぐ下にこう書いています。

各所要時間は目安です。最短即日でのご契約・ご入金をご希望のお客様は、各必要書類を事前にご用意いただいき、なるべく早い時間にお申し込みください

エーストラスト公式サイト「ご利用の流れ」(2026年9月7日確認)

ここに答えが書いてあります。115分というのは「書類が全部そろっている人」の時間です。そろっていなければ、STEP.03とSTEP.04で止まります。以下は、その2か所を先につぶす手順です。

手順1:申し込む時刻を逆算して決める

意外に見落とされるのがここです。公式サイトの電話受付時間は平日9:30〜18:30(メールフォームは24時間受付)。ここから逆算します。

  • 入金まで最短115分=約2時間
  • 受付終了が18:30
  • したがって、当日中の入金を狙うなら16:30より前には最初の連絡を入れておくのが目安になります

さらに、振込は銀行の営業時間の影響も受けます。確実さを取るなら午前中に連絡するのが最も安全です。「今日中にお願いします」と言いながら夕方に電話をかけるのが、いちばん多い失敗です。

なお公式サイトには「お問い合わせをいただいた際に強引な営業はいたしませんのでお気軽にご連絡をお寄せください」「今後の利用に備えたご相談やコンサルティングへのお問い合わせも大歓迎です」と書かれています。急いでいない段階で先に相談しておくのも、当日の時間を短くする方法のひとつです。

手順2:本審査の3点を先に用意する

STEP.03(本審査・最短1時間)で求められる書類は、公式サイトに明記されています。

本審査の必要書類 どこにあるか 準備の手間
①決算書(確定申告・勘定科目内訳明細を含む) 自社・顧問税理士 税理士に依頼すると時間がかかる場合あり
②請求書(発注書・納品書・請負書などを含む) 自社 すぐ出せることが多い
③通帳(直近の入金状況が分かるもの) 自社・ネットバンキング すぐ出せることが多い
エーストラスト公式サイト「ご利用の流れ」(2026年9月7日確認)より。

この3点は基本的に社内にあります。詰まるとしたら①の決算書で、勘定科目内訳明細まで含めた一式が手元にない場合です。顧問税理士に預けたままなら、先に連絡しておきます。

②の請求書は、どの請求書を出すかを自分で選べる点が重要です。ファクタリングの審査は自社ではなく売掛先を見るので、いちばん支払いが確実な取引先の分を出すのが基本になります。

手順3:契約時の3点を「先に」取っておく(ここが最大の関門)

ここが本題です。STEP.04(契約・最短20分)で必要になる書類は、次の3点です。

契約時の必要書類 取りに行く場所 当日に間に合うか
①履歴事項全部証明書 法務局(オンライン請求も可) 🔴窓口に行く時間が必要
②印鑑証明書 法務局(法人の印鑑証明) 🔴同上
③住民票 市区町村役場・コンビニ交付 🟡コンビニ交付なら早い
エーストラスト公式サイト「ご利用の流れ」(2026年9月7日確認)より。取得場所・所要の目安は一般的な運用にもとづく説明です。

この3点は社内には無く、外に取りに行くものです。「最短2時間」の115分という数字には、法務局へ行って戻ってくる時間は含まれていません。ここを当日に動くと、それだけで半日が消えます。

やるべきことは単純です。

  1. 資金が必要になる前に、3点を取っておく。ファクタリングを検討し始めた時点で動いてよい種類の書類です。
  2. 有効期限を確認する。この種の証明書は「発行から◯か月以内」という条件が付くのが一般的です。何か月以内かは会社によって異なるので、問い合わせの電話で必ず聞いてください。ここは推測で動かないところです。
  3. 電子データにしておく。エーストラストはオンライン完結型の「INBUYS」も提供しており、公式サイトでは「ご来店いただくことなく日本全国どこからでもご契約可能」と説明されています。紙のままだと、そのぶん手間が戻ってきます。

「最短2時間」を実現しているのは会社のスピードですが、それを使えるかどうかを決めているのは申し込む側の準備です。ここを先に済ませておけば、必要になった日に電話を1本かけるだけで済みます。

実際の1日はこうなる(午前10時に電話した場合)

ここまでを、時間割の形にしてみます。書類を先に揃えてある場合と、当日に取りに行く場合で並べます。

時刻 書類を先に揃えてある 当日に取りに行く
10:00 電話で相談・ヒアリング 電話で相談・ヒアリング
10:20 仮審査 通過 仮審査 通過
10:20〜 決算書・請求書・通帳を送信 決算書・請求書・通帳を送信
11:20 本審査の結果が出る 本審査の結果が出る
11:20〜 契約書類(登記・印鑑証明・住民票)は手元にある 🔴ここから法務局・役場へ
移動+窓口の待ち時間
11:40 契約 完了 —(まだ役所にいる)
11:55 ✅ 入金
15:00頃 書類が揃い、ようやく契約へ
16:00頃 🟡入金(間に合えば)
公開されている所要時間(20分・1時間・20分・15分)をもとにした想定です。実際の時間は状況によって変わります。

差は4時間ほど。しかも右側は「法務局が近くにあって、窓口が空いていれば」の話です。遠ければ、その日には終わりません。

やることは「必要になる前に、3枚の紙を取っておく」だけです。費用は数百円から千数百円程度。これで当日の選択肢が変わります。

手順4:2社間か3社間かで、手数料が3倍以上変わる

エーストラストは手数料の範囲を、方式ごとに分けて公開しています。これは珍しいことです(多くの会社は下限だけを出します)。

方式 手数料 売掛先への通知
3社間ファクタリング 買取対象債権の1.0%〜4.9%以内 あり
2社間ファクタリング 買取対象債権の5%〜15%以内 なし(一切連絡しない)
エーストラスト公式サイト「ご利用の流れ」内「ファクタリングご利用条件」(2026年9月7日確認)。FAQでは全体として「1%〜15%」と案内されています。

トップページに大きく出ている「業界最安級の1%〜」は、3社間の下限です。2社間を選ぶなら5%からになります。これは隠されているわけではなく、条件のページにきちんと書いてあります。

売掛金500万円で計算すると、こうなります。

方式・手数料率 手数料 手元に入る額
3社間 1.0% 5万円 495万円
3社間 4.9% 24万5,000円 475万5,000円
2社間 5.0% 25万円 475万円
2社間 15.0% 75万円 425万円
公開されている手数料の範囲から筆者が計算。実際の率は審査によって決まります。

同じ500万円でも、上と下で70万円の差が出ます。「取引先に知られたくない」という理由で2社間を選ぶのは自然ですが、その秘密にいくら払っているのかは数字で見ておくべきところです。

公式サイトは率の決まり方についても「売掛先の与信、売掛金の支払いサイトごとに提示いたします」と説明しています。むずかしく見えますが、意味は2つだけです。与信=売掛先がちゃんと払える会社かどうか支払いサイト=請求してから入金されるまでの期間。つまり払ってくれる相手が確かで、入金までが短いほど、手数料は下がるということです。

諸経費が別にかかるかどうかも確認する

見積もりで「率」だけ聞いて安心すると、あとから費用が足される会社もあります。エーストラストは条件ページで次のように書いています。

  • お振り込み手数料はお客様の負担
  • 登記費用、印紙代、交通費等の諸経費はいただいておりません

見積もりを受け取ったら、「手数料はいくらで、振り込まれる金額はいくらですか」と実額で聞き直すのがいちばん確実です。率ではなく金額で確認する、これだけで後から増える費用の有無が分かります。

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手順5:自社が条件に当てはまるかを先に確かめる

書類をそろえてから「対象外でした」となるのがいちばん無駄です。公式サイトの「ファクタリングご利用条件」を、確認しやすい形に並べ直します。

利用できる事業者 健全な経営・事業を営み、売掛金を持つ法人。創業1年未満・ベンチャー・スタートアップも可
赤字決算・税金滞納・リスケ中 「問題なくご利用頂けます」と明記
個人事業主・フリーランス 原則として法人限定。ただしFAQでは「取引内容によっては可能な場合もあるので相談を」とされています
買取金額 売掛先1社に対して5,000万円まで(審査により上限1億円まで対応可)
対象になる債権 売掛債権(商取引で生じた売掛金)、工事請負代金債権、運送料債権など
保証人・担保 不要
売掛先が倒産した場合 償還請求権のない契約(=売掛先が払わなくても、利用者が代わりに返す必要がない)のため、利用者に補償を求めない
契約期間 原則、最長6か月(延長の相談も可)
審査通過率 公式サイト表記で「90%以上」
エーストラスト公式サイト「ご利用の流れ」およびFAQ(2026年9月7日確認)より整理。

ここで確認しておきたいのが「償還請求権のない契約」という一文です。むずかしい言葉ですが、意味は「売掛先が倒産しても、あなたが代わりに払わなくてよい」ということです。借入との、いちばん大きな違いになります。契約書でこの点がどう書かれているかは、署名する前に必ず自分の目で確認してください。

もうひとつ、個人事業主は原則対象外である点に注意してください。FAQには相談可の余地が書かれていますが、条件ページは「法人様」と明記しています。個人事業主の方は、問い合わせの最初にその旨を伝えるのが早道です。

当日の持ち物チェックリスト

ここまでを1枚にまとめます。この6点+1つの確認が済んでいれば、公開されている115分の工程に乗れます。

  1. ☐ 決算書(確定申告・勘定科目内訳明細を含む)
  2. ☐ 買い取ってもらう請求書(発注書・納品書・請負書なども)
  3. ☐ 通帳(直近の入金状況が分かるもの)
  4. ☐ 履歴事項全部証明書 ← 法務局。先に取る
  5. ☐ 印鑑証明書 ← 法務局。先に取る
  6. ☐ 住民票 ← 役場・コンビニ交付。先に取る
  7. ☐ 上記④〜⑥の有効期限を電話で確認した

加えて、電話の前に決めておくと話が速いのが次の3つです。

  • 2社間か3社間か(手数料が3倍以上変わります)
  • いくら必要か(売却したい売掛金の額)
  • 売掛先はどこか(審査で見られるのはここです)

エーストラストの基本情報(2026年9月7日確認)

法人名 株式会社エーストラスト
代表者 代表取締役 大橋 邦男
所在地 〒105-0003 東京都港区西新橋二丁目6番1号 第二菊家ビル4階
電話 0120-833-338(受付 平日9:30〜18:30)/TEL 03-6277-7730
事業内容 債権の買取および各種債権の売買・仲介/各種在庫商品の買取業務/経営・資金調達のコンサルティング/企業調査および信用調査業務/担保不動産の調査・情報収集および分析
アクセス JR新橋駅 烏森口より徒歩7分/都営三田線 内幸町駅 A3出口より徒歩1分
オンライン対応 オンライン完結型ファクタリング「INBUYS」を提供。全国から契約可能
エーストラスト公式サイト「会社概要」(2026年9月7日確認)より。

ファクタリングは金額の大きい取引になります。所在地・固定電話・取引銀行まで公開されているかどうかは、相手を確認する材料のひとつとして見ておいてよいところです。

ファクタリング以外の選択肢も持っている

エーストラストは、ファクタリング以外にも資金調達のコンサルティングを行っていると説明しています。公式サイトに挙がっているのは次の2つです。

  • 大手不動産担保の借換見積もり — 見積もりから着金までおおよそ2週間程度
  • リースバック — 利用中のリース車両等の組み換え、または所有車両のリース組み換えによる資金の捻出

売掛金が無い、あるいは金額が足りないという場合に、ファクタリング以外の道を一緒に相談できるのは実務的です。ただしこれらは2週間程度かかるとされているので、急ぎの資金には向きません。今日必要なのか、2週間後でよいのかで使い分けます。

よくある質問

本当に2時間で入金されますか?

公開されている工程(20分+1時間+20分+15分=115分)を足すと、表示と計算は合っています。ただし公式サイト自身が「各所要時間は目安です」「各必要書類を事前にご用意いただき、なるべく早い時間にお申し込みください」と書いています。書類が揃っていることが前提だと考えてください。

手数料はいくらですか?

公式サイトの条件ページでは、3社間が1.0%〜4.9%以内、2社間が5%〜15%以内とされています。FAQでは全体として「1%〜15%」と案内されています。率は売掛先の与信と支払いサイトによって決まるため、実際の金額は見積もりで確認してください

取引先に知られませんか?

2社間ファクタリングを選べば「お取引先様への通知やご連絡は一切いたしません」とFAQに明記されています。ただし2社間は手数料が5%〜15%と、3社間(1.0%〜4.9%)より高くなります。

赤字決算やリスケ中でも利用できますか?

FAQに「赤字決算・税金滞納・融資のリスケ中であっても問題なくご利用いただけます。また保証人や担保も不要です」と記載があります。審査で見られるのが自社ではなく売掛先である、というファクタリングの性質によるものです。

創業して間もないのですが使えますか?

条件ページに「創立期間を問わず、創業1年未満・ベンチャー企業様・スタートアップ企業様のご利用も可能です」、FAQにも「創業から1年未満の企業様もご契約が可能です」と記載があります。

地方でも使えますか?

オンライン完結型の「INBUYS」により「ご来店いただくことなく日本全国どこからでもご契約可能」とFAQで説明されています。

まとめ:速さを買うなら、準備を先に済ませる

この記事の内容は、結局のところ3行です。

  1. 「最短2時間」の内訳は公開されていて、足すと115分。計算は合っている
  2. その115分に、法務局や役場へ行く時間は入っていない。だから先に取っておく
  3. 2社間と3社間で手数料が3倍以上変わる。500万円なら差は最大70万円

ファクタリングは、速さと「返済義務がないこと」にお金を払う手段です。急に必要になってから動くと、その速さを活かしきれません。必要になる前に書類を揃え、一度相談しておく。それだけで、いざという日の選択肢が1つ増えます。

条件は変わることがあるため、申し込み前には必ず公式サイトの最新の表示をご確認ください。

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✍️ この記事を書いた人

チケットナビ編集部

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