「取引先からの入金はまだ先なのに、今すぐ支払いに充てる資金が足りない」——資金繰りに悩む中小企業の経営者なら、一度は考えたことがある悩みだと思います。この記事では、そんな時の選択肢の一つである「ABL(売掛債権担保融資)」について、公開情報を整理してお伝えします。
ABLとファクタリングは何が違うのか
資金調達の相談でよく出てくる「ファクタリング」と、この記事で扱う「ABL」は、似ているようで仕組みが根本的に違います。
- ファクタリング:売掛債権そのものを「売却」する取引。借金にはならない。
- ABL(Asset Based Lending):売掛債権を「担保」にしてお金を「借りる」融資。あくまで借入。
アクト・ウィル株式会社のABLも、公式サイトで「ファクタリングが『債権の売買』であるのに対し、当社のABLは売掛債権を担保とした『融資(貸付)』となります」と明記されています。融資である以上、返済義務があり、返せなければ信用情報にも影響します。この違いを理解しないまま申し込むと、後で「思っていたのと違った」となりかねないので、まず押さえておきたいポイントです。
アクト・ウィルのABLで公開されている条件
公式サイトに掲載されている情報を、正直にそのまま紹介します。
- 実質年率:7.50%〜15.00%(融資額に応じて金利優遇あり)
- 融資額:300万円〜
- 返済期間:1ヶ月〜3年(1回〜36回)
- 遅延損害金:年率20.00%
- 担保:売掛債権+代表者の個人保証(不動産などの担保は不要)
- 対象:法人のみ。赤字決算・設立間もない企業でも申込可
- スピード:必要書類が揃えば最短即日の融資も可能
ここで気になるのは「融資300万円〜」という下限です。小規模な資金繰りの穴埋めというより、ある程度まとまった資金需要がある会社向けの商品と考えた方が実態に近そうです。また代表者の個人保証が必要な点も、無担保・保証人不要をうたうファクタリングとの大きな違いです。
登録貸金業者かどうかは自分でも確認できる
ABLは「融資」なので、扱う会社は貸金業登録が必須です。アクト・ウィル株式会社の登録番号は「東京都知事(5)第31521号」、日本貸金業協会の会員番号も公開されており、2013年設立で運営歴12年以上という情報も確認できました。心配な方は、金融庁の貸金業者登録一覧や日本貸金業協会の会員名簿で、社名や登録番号を自分で検索して確かめることもできます。「借りる前に登録の有無を自分の目で確認する」のは、金額の大小にかかわらずおすすめしたい習慣です。
こういう会社に向いていそうな商品
ここまでの条件を踏まえると、以下のようなケースで検討の候補になりそうです。
- 売掛先はしっかりしているが、入金サイトが長く一時的に資金が寝てしまっている
- 不動産などの担保になる資産はないが、売掛債権はまとまってある
- ファクタリングの手数料(数%〜十数%が一括で引かれる方式)より、金利ベースで長めに返済したい
逆に、数十万円単位の小口のつなぎ資金が必要、という場合は下限300万円がネックになるかもしれません。その場合はファクタリングなど別の選択肢と比較した方がよさそうです。
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詳しい条件や申込方法は、アクト・ウィル株式会社の公式サイトで最新情報をご確認ください。
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まとめ
ABLは「売掛債権を売る」のではなく「担保にして借りる」融資です。300万円以上のまとまった資金需要があり、個人保証を受け入れられる法人にとっては選択肢の一つになりそうですが、遅延損害金が年率20%と決して低くない点も含めて、他の資金調達手段と条件を見比べてから判断することをおすすめします。
✍️ この記事を書いた人
チケットナビ編集部
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