OpenClaw + GLM 5.1 で無料AIエージェントを構築する方法

AI・テクノロジー

OpenClaw とは — オープンソースのAIエージェントプラットフォーム

OpenClawは、AIエージェントをローカル環境で構築・運用するためのオープンソースプラットフォームです。ユーザーのPC(macOS / Windows / Linux)上で動作し、さまざまなAIモデルと連携してタスクを自動実行するエージェントを構築できます。

最大の特徴は、クラウドAPIの課金なしで動作するローカルファースト設計であること。オープンソースのLLM(大規模言語モデル)と組み合わせることで、完全無料のAIエージェント環境を構築できます。

GLM 5.1 とは — 中国発のオープンソースLLM

GLM 5.1は、中国の清華大学発のAI企業 Zhipu AI が開発したオープンソースの大規模言語モデルです。Apache 2.0ライセンスで公開されており、商用利用を含めて自由に使用できます。

GLM 5.1 の主な特徴

  • 多言語対応:日本語・英語・中国語を含む複数言語での推論が可能
  • 軽量モデルあり:パラメータサイズの異なる複数バリエーションが公開されており、個人のPCでも動作する軽量版がある
  • ツール呼び出し対応:Function Calling(関数呼び出し)に対応しており、エージェントとしての利用に適している
  • Apache 2.0ライセンス:商用・非商用を問わず無料で使用可能

HuggingFaceからモデルファイルをダウンロードし、Ollama等のツールを使ってローカルで実行できます。

構築手順 — macOS / Windows / Linux 共通

ステップ1:Ollamaのインストール

まず、ローカルでLLMを実行するためのOllamaをインストールします。Ollamaは macOS / Windows / Linux に対応したLLMランナーで、コマンド1つでモデルのダウンロードと実行が可能です。

公式サイト(ollama.com)からインストーラーをダウンロードし、画面の指示に従ってインストールします。

ステップ2:GLM 5.1 モデルのダウンロード

Ollamaのインストール後、ターミナル(コマンドプロンプト)で以下のコマンドを実行し、GLM 5.1のモデルをダウンロードします。

ollama pull glm4

(GLM 5.1のOllama対応版のモデル名は、公開時期により異なる場合があります。最新の対応状況はOllamaのモデルライブラリで確認してください。)

モデルのダウンロードにはインターネット接続と十分なディスク容量が必要です。軽量版でも数GBのサイズがあります。

ステップ3:OpenClawのセットアップ

OpenClawのリポジトリをクローンし、セットアップスクリプトを実行します。OpenClawはPython環境で動作し、依存パッケージのインストールもセットアップスクリプトで自動的に行われます。

設定ファイルでLLMの接続先をローカルのOllamaサーバー(デフォルトは http://localhost:11434)に指定し、使用するモデル名を設定します。

ステップ4:エージェントの設定と実行

OpenClawのワークスペースにスキル(タスク定義)を配置し、エージェントを起動します。エージェントはバックグラウンドで常駐し、設定したスケジュールやトリガーに応じてタスクを自動実行します。

例えば以下のようなエージェントを構築できます。

  • ファイルの整理・リネーム・バックアップの自動実行
  • ローカルのドキュメントに対するQ&A応答
  • コードの自動レビューと改善提案
  • Webスクレイピング結果の定期レポート作成

無料構成のメリット

API課金ゼロ

OpenAI APIやClaude APIを使う場合は従量課金が発生しますが、OpenClaw + GLM 5.1の構成ではすべてローカルで処理するため、月額費用・API利用料は一切かかりません

プライバシーの確保

データがクラウドに送信されないため、機密情報を扱うタスクでもプライバシーを確保できます。社内文書の分析やパスワード管理など、セキュリティが重要な用途に適しています。

カスタマイズの自由度

オープンソースのため、エージェントの動作を自由にカスタマイズできます。独自のスキルやツールを追加し、自分のワークフローに最適化したエージェントを構築できます。

無料構成の制限

  • ハードウェア要件:LLMをローカルで実行するため、一定以上のRAM(最低8GB、推奨16GB以上)とストレージが必要
  • 処理速度:クラウドAPIと比較すると、ローカル実行は推論速度が遅い場合がある。GPUがあれば高速化可能
  • モデル性能:GPT-4oやClaude Opusなどの最上位モデルと比較すると、GLM 5.1の推論精度には差がある
  • セットアップの手間:環境構築にはコマンドライン操作の基本的な知識が必要

まとめ

  • OpenClawはローカルファーストのオープンソースAIエージェントプラットフォーム
  • GLM 5.1は清華大学発のオープンソースLLMで、Apache 2.0ライセンスで無料利用可能
  • Ollama + OpenClaw + GLM 5.1 の組み合わせで、API課金ゼロの常駐AIエージェントを構築可能
  • プライバシー確保とカスタマイズの自由度が無料構成の大きなメリット
  • ハードウェア要件と処理速度の制限を理解した上で導入することが重要

✍️ この記事を書いた人

チケットナビ編集部

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